【薪ストーブ着火作業から本燃焼まで】
薪ストーブに限らず、焚き火や風呂窯など木を燃やす場合は、一番下に火種を置いて、下から順に細い薪、中くらいの薪、太い薪と組んむのが常識となっています。 ただこの場合、初めのうちは上の薪を燻す形になり、煙がたくさん出ます。特に住宅街では気になるところです。 そこで最近主流なのが、これとは全く逆に、下から太い薪、中くらいの薪、細い薪、着火剤を置いて着火する「上から着火」です。 「上から下に火が燃え移るの?」と疑問に思われるかもしれませんが、ちゃんと、確実に火が下へ下へと燃え広がっていくんです! 正確には、 ?上の薪が燃えて下の薪を温める ?温められた薪から発生した燃焼ガスが上の炎に引火する ?さらに強力な熱で下の薪が温められ、下の薪から大量の燃焼ガスが発生し、引火する といった具合に、裾野が広がるように炎が下へ広がっていきます。 燃焼ガスが効率よく熱に変換されるので、煙も少ないというわというわけです。 はじめに丁寧に薪を組んでおけば、1時間くらいはほったらかしで朝の支度や夕食の準備など他の用事ができますので、忙しい奥様には大変おススメです。 なお、追加の薪は炉内の温度が下がらないうちに投入しましょう。 |
着火までの準備
着火から1時間後までの炎の様子(タイムラプスで約30秒に早送り)