薪の購入販売は、薪ストーブ・ピザ窯・キャンプ用薪専門店 かたぎや

自然乾燥について

 いくらよい原木を使っていても、生乾き状態では「薪ストーブ用の薪」としては機能しません。生乾きの薪を入れると、水分を蒸発させるのにせっかくストーブ内部で溜めた熱を消費してしまい、全然暖かくなりません。 それだけでなく、煙突にタールがこびりつき、最悪の場合、詰まった煙突に火の粉が引火して煙突火災という事態に発展します。
そのようなことが起こらないよう、当社ではこれまでずっと乾燥の方法に改良を加えて現在の乾燥方法にたどりつきました。
1.メッシュパレットに、真ん中が空洞になるように薪を入れます(出荷時には空洞は全て埋め尽くします)。

2.メッシュパレットを、限界の4段まで高く積みます。

3.下から覗くと煙突のように天井まで空洞が続いています。蓄熱または冷却された薪と内部の空気の温度差で常に空気の循環が発生し、乾燥を促します。

 一般に、「冬に切った木を割って乾燥させて約1年以上乾燥させた薪」を「乾いた薪」と呼びますが、実際には、保存環境によって状態はまちまちです。具体的に管理するには、含水率(薪に含まれる水分重量と木材組織そのものの重量の%)を測定するのが確実です。
もし運良く測定する機会があれば以下の事項に注意してぜひ測定してみてください。
なお、当社では、サンプルの薪を半分に割った面の含水率が15%~20%となった状態の薪を出荷しています。

1.木材水分計の種類


 木材水分計には、大別して高周波型水分計と電気抵抗型水分計があります。
いずれも、木材に含まれる水の物理化学的性質を利用したものです。

【高周波型水分計】
水分を含んだ木材に高周波の電磁波を与えると水分子に電気が蓄えられます。
この量を測定して水分の多少を判断します。セーターでこすった下敷きを頭に近付けると髪の毛がくっつくのと同じ原理です。
木材を傷付けることなく全体の含水率を測定できるのが特徴ですが、機器が高価な割りに測定結果が不安定です。

【電気抵抗式水分計】
 木材組織そのものは絶縁体ですが水は電気を通しますので電気抵抗を測定することにより水分の多少を判断します。
測定原理が単純明解で、非常に一般的ですが、端子を突き刺しますので、木材を傷付けてしまうこと、また、測定した面の結果しか得られないという短所があります。

2.電気抵抗式水分計による測定での注意点


 木口や表面だけでなく、割った面での測定も行わなければ正確な含水率は測定できません。
測定 測定 測定 測定

一年乾燥させた木材では、表面も内部もほとんど差がありません。

 

厳選樹種:原木について

 薪の原料となる原木は、その90%近くが山陰地方で産出されたものです。
この地方の木は、気候が寒冷なため、成長が遅く身の引き締まったものとなるようです。

 

厳選樹種
厳選樹種
厳選樹種
 これらの原木を薪にして燃やした場合、樹種に関係無く、単純に重いほど火持ちがよいという結果が得られます。火持ちがよいということは、薪をくべる回数が少なくて済み、手間が省ける、ということになるでしょう。

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